大阪2連戦は両日共に「BAD END」という結末で終止符を打たれた訳ですが、どの試合が一番面白かったかと言われれば僕は「NEVER無差別級王座戦 SHO vs 鷹木」と答えます!
それぞれの遺恨や因縁が交差する中で、真っ向からぶつかり合った両雄の激しい戦い。
SHOという主人公が、ボスである鷹木を倒すクエストとなるか!?
2日目の大阪城ホールドミニオン続きのプレビューです!
無差別級への第一歩
NEW JAPAN CUPで1回戦で鷹木に勝利したSHOは、シリーズ終盤でNEVERへの挑戦を表明するに至った訳ですが、「やっと挑戦か!」と思いました。
皆さんも少なからず感じる所とは思いますが、SHOは選手としては少し大人しいイメージ。
技術や存在感、タッグ屋としての実績もあるのに、ここぞという場面ではあまり前に出て行かない姿勢が印象的でした。
YOHという相方が明るくマイペースなキャラクターが居ただけに、余計にそんな風に見えていただけかもしれませんが…(僕が)
ですが、挑戦表明から前哨戦にかけて見せたSHOの姿勢は、これまで内に秘めていたものを爆発させている様に感じました。
鷹木信吾という壁
試合は最初から感情がぶつかり合い、お互いに相手の土俵に上がっての一進一退の攻防。
SHOの攻め方を見ていると、こんなにも多彩で感情を表現できる選手だったのか、と改めて思わされました。
ですが、さすがは鷹木信吾と言いましょうか、技を連続で喰らっても気持ちが折れてないし休まない。
やられたらやり返す、ジャイアニズムここに極まれり!もう観てる側からしたら、どうしたら決着するのか、途中から判らなくなりました!
もっと強く!
終盤で攻め立てる鷹木の攻防にSHOは追い込まれ、鷹木式GTRを喰らった瞬間に「まずい!」とつい言葉を発してしまいました。
そしてフィニッシュのラスト・オブ・ドラゴンが決まり鷹木が勝利!
SHOもかなり良い所まで攻めていたし、NEVER王座も獲れる所まで来ていたと思います。
敗れた後にバックステージでは、
SHO「もっと…もっと…もっと強く! 強く生まれ変わって、出直してきます」(公式より)
とコメントを残して去っていきました。
試合内容は本当に熱く、鷹木というボスに立ち向かう主人公SHOそのものでした。
鷹木信吾 vs SHOに感じた事
鷹木信吾はそのスタイルや言動から、相手に塩をまいている様で、真っ向からぶつかり合う姿勢。
まだ若いSHOを相手にするその姿は、まるで「先生」の様です。(いい意味です)
SHOと鷹木の因縁はひとまず終わりを迎えた訳ですが、まだ第一部が終わったに過ぎません。
というか、この2人の闘いをもう一度観たいと思った人は多かったと思います。それだけ熱い試合でした。
2冠王EVILの誕生とタッグベルトの移動、NEVER戦線も動き出し、まさに群雄割拠の戦国時代。
SHOにはいつか鷹木との再戦し、今度こそドラゴンを打ち倒して欲しい…そう期待してしまう程、大きく成長した1戦だったのではないでしょうか?
まとめ
・ドミニオンのベストバウトは鷹木 vs SHO のNEVER王座戦だ!(異論は認める)
・敗れはしたもののSHOは大きくレベルアップ
・鷹木大先生は強かった
・2人の再戦がまた観たい
・SHOは新たに必殺技を開発するべき
以上!!